国産といえど地域で違うってホント??
こんにちは!夏になるとテレビでもよく取り上げられる「うなぎ」。
土用の丑の日にうな重を食べるのが楽しみ!という方も多いんじゃないでしょうか。
でも「うなぎは高いから年に1回の贅沢…」なんて思っていませんか?
実は国産うなぎにもいろんな産地があって、それぞれ特徴が違うんです!
「鹿児島産」「愛知県産」など地域によって味わいや肉質が異なるなんて、
あまり知られていませんよね。
私も調理にかかわるまで「うなぎはうなぎ」くらいにしか思っていなかったのですが、
調べてみると奥深い世界が広がっていました。
国産うなぎの美味しさの秘密や、どの産地のうなぎがどんな特徴を持っているのか、
選び方のポイントまで、この記事では徹底解説します!
うなぎは高級食材ですが、その価値をきちんと理解して選べば、
より満足度の高い「うなぎ体験」ができるはず。
特に老舗うなぎ料理店などで提供される厳選された国産うなぎの魅力を知れば、
その価格にも納得できると思いますよ。
それでは、知られざる国産うなぎの世界へご案内します!
1. 鹿児島産うなぎの特徴 〜日本一の生産地、その美味しさの秘密〜
鹿児島県は、日本国内で最も多くのうなぎを生産している地域です。
実際、日本国内で流通している国産うなぎの約40%が鹿児島県産といわれています。その理由の一つが、温暖な気候と豊富な水資源です。
鹿児島のうなぎ養殖に適した環境は、地下水の質の高さによるものです。
シラス台地が広がる鹿児島では、地下水が天然のフィルターの役割を果たし、
不純物の少ない清らかな水が得られます。
この水で育てられたうなぎは、臭みが少なく、
ふっくらとした肉質に仕上がるのが特徴です。
また、鹿児島のうなぎは「脂ののり」がよいことで知られています。
温暖な気候のもとで育つため、成長が早く、
適度な脂を蓄えることができるのです。
そのため、焼いたときに香ばしい香りが立ちやすく、
外はカリッと、中はジューシーな食感が楽しめます。
さらに、鹿児島県のうなぎ生産者は品質管理に非常に厳しく、
養殖環境や餌にもこだわりを持っています。
特に餌には、魚粉や海藻などの高品質な原料を使用し、
うなぎに最適な栄養バランスを考慮して配合されています。
そのため、しっかりとした旨みを持つうなぎに育つのです。
鹿児島産うなぎは、全国各地のうなぎ専門店でも使用されており、
関東風・関西風どちらの調理法にも適応できるのも魅力の一つです。
ふっくらとした身と香ばしさを堪能したい方には、ぜひ一度味わってほしい産地です。

“Hitsumabushi” is famous dish in Nagoya area.
2. 愛知県産うなぎの特徴 〜豊かな水と伝統の技が育む極上の味〜
愛知県は、鹿児島に次ぐ全国有数のうなぎ生産地であり、
特に西尾市や一色町は高級うなぎの産地として有名です。
「一色産うなぎ」というブランド名を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
愛知県のうなぎ養殖の特徴は、その水質にあります。
西尾市や一色町では、矢作川の伏流水を利用して養殖が行われており、
この水はミネラルが豊富で、うなぎにとって最適な環境を作り出しています。
この環境のおかげで、臭みのない、上品な味わいのうなぎが育ちます。
また、愛知県のうなぎは肉質のしっかりした弾力のある食感が特徴です。
これは、水温の管理が徹底されているため、
適度な運動をすることで筋肉質のうなぎに育つからです。
そのため、焼き上げた際には皮目がパリッと仕上がり、
身はプリッとした食感を楽しめます。
さらに、愛知県のうなぎは「地焼き」にするとその真価を発揮します。
地焼きとは、生からじっくり焼き上げる調理法のことで、
素材本来の旨みがダイレクトに味わえるのが魅力です。
愛知県産のうなぎは、脂のバランスが絶妙で、
焼き上げることで甘みが引き立つため、
地焼きで食べると格別な美味しさを堪能できます。
愛知県では、昔ながらの職人技を生かした養殖方法が受け継がれており、
品質の高さには定評があります。
こだわりのうなぎを求める方には、ぜひ一度味わってほしい産地です。
3. 静岡県産うなぎの特徴
〜伝統の養殖技術と「共水うなぎ」の魅力〜
静岡県も、うなぎの名産地として知られています。
特に浜名湖周辺では、江戸時代からうなぎ漁が盛んに行われており、
現在も養殖業が発展しています。
静岡県産のうなぎは、きめ細かい肉質と濃厚な旨みが特徴で、
多くのうなぎ専門店で高級うなぎとして提供されています。
静岡県産のうなぎの最大の特徴は「共水うなぎ」の存在です。
共水うなぎとは、静岡県の㈱共水(きょうすい)で特別に育てられた
ブランドうなぎのことで、天然うなぎに限りなく近い味わいを再現することを目指しています。
共水うなぎの養殖方法は、通常の養殖うなぎと異なり、
非常に手間がかかっています。
通常の養殖うなぎは8〜12ヶ月ほどで出荷されるのに対し、
共水うなぎは2年ほどの時間をかけてじっくりと育てられます。
餌の質だけでなく、与える頻度や量もこまめに調整をして
不自然なストレスを極力かけないで育てています。
そのため、身が引き締まり、余分な脂がなく、
濃厚な旨みが凝縮されています。
さらに、養殖池の水質管理も徹底されており、
定期的な水の入れ替えを欠かすことなく、
常に清潔な環境で育てられるため、臭みが一切ないのが特徴です。
取り扱うお店からの見学も要予約制というほど厳重な管理下(笑)
静岡県産のうなぎは、関東風の「蒸し焼き」調理法に適しており、
ふっくらとした柔らかい食感を楽しめます。
特に共水うなぎは、口の中でほどけるような上品な味わいで、
一度食べたら忘れられない美味しさです。
静岡県産のうなぎは、老舗のうなぎ料理店でも高い評価を得ており、
特に品質を重視する方におすすめです!
まとめ
日本国内にはさまざまな産地のうなぎがあり、それぞれ異なる特徴を持っています。
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鹿児島県産:脂ののりがよく、ふっくらジューシーな食感
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愛知県産:弾力のある肉質で、白焼きに最適
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静岡県産:共水うなぎのような特別なブランドがあり、天然に近い味わい
それぞれの産地ごとの特徴を理解し、
自分の好みに合ったうなぎを選ぶことで、
より満足度の高い「うなぎ体験」ができるはずです。
次回うなぎを食べる際には、ぜひ産地にも注目してみてください!