皆さん、こんにちは!
「うなぎ昇り小松園」「十一代目うなぎ佐市右衛門」を運営している店主の小倉です!

土用の丑の日だけじゃもったいない!」本当にそう思います。
せっかくうなぎが好きなら、特別な日だけでなく、
ご自宅で本格的なうなぎ料理を楽しめたら最高ですよね。

でも、「うなぎって自分で捌けるの?」「プロみたいなふわとろ食感は出せるの?」と、
ちょっとハードルが高いと感じている方もいらっしゃるかもしれません。

ご安心ください!実は、うなぎ料理はご家庭でも十分に、
そして本格的に再現できるんです!

当記事では、私、小倉が長年培ってきたうなぎの技を参考に、
うなぎの捌き方から、香ばしい蒲焼きの焼き方
そして食欲をそそる秘伝のタレのヒントまで、プロの技術をわかりやすく解説いたします。

さらに、蒲焼き以外にも、ご家庭で楽しめるうなぎのアレンジレシピもご紹介!
うなぎの選び方や、美味しさを保つ保存方法も詳しく解説しますので、
これを読めば、あなたも自宅でうなぎ料理のプロになれるかもしれませんよ!

ぜひ、ご自宅で焼き上げた極上のうなぎ料理を、
ご家族やご友人と一緒に味わってみてください。
きっと、忘れられない食卓になりますよ。

1. 【プロが教える】うなぎの捌き方:安全かつ丁寧に仕上げる秘訣

「自宅でうなぎを捌くなんて、危なそうだし難しそう…」
そう思われるのは当然かもしれません。
確かに、料亭や専門店では熟練の職人が手際よく捌きますが、
ご家庭でも、安全に、そして丁寧に捌くためのポイントと手順を知れば、十分に挑戦できます。

今回は、私が普段行っている方法をベースに、
ご家庭でも実践しやすいうなぎの捌き方を詳しく解説します。

【準備するもの】

  • よく切れる包丁(出刃包丁があれば最適ですが、ご家庭にある包丁でも可)
  • まな板
  • 目打ち(なければ金串などでも代用可)
  • キッチンペーパー
  • 氷水(うなぎを落ち着かせるために)

【捌き方のステップ】

  1. 固定する: うなぎをまな板の上に置き、首元に切れ込みを入れます。暴れないようにするために、事前に氷などでうなぎを冷やしておくとおとなしくなりやすいです。目打ちを頭の付け根あたりに打ち付け、まな板に固定します。
  2. 背開き: うなぎをまな板に固定したまま、背中側を上にして、首元の切れ込みから骨に沿って包丁を入れます。そのまま尾に向かって、背骨に沿って切り開いていきます。この際、内臓を傷つけないように注意してください。
  3. 内臓を取り除く: 開いたうなぎから、内臓を丁寧に掻き出します。
  4. 骨を削ぐ: 今度は身に残った骨を首元から包丁を入れて丁寧に削いでいきます。あまり骨に包丁があたると暴れるので、骨に沿って丁寧に捌いていきましょう。

【安全第一】

  • 焦らず、ゆっくりと作業しましょう。滑りやすいので、手を拭きながら行うと安全です。
  • 包丁はしっかりと持ち: 力まかせではなく、包丁の刃を骨に沿って滑らせるように切ると、比較的スムーズに作業できます。
  • 無理に早くやろうとしない: 最初はうなぎが暴れたりして危険なときもあります。時間がかかっても大丈夫ですので、暴れたときはうなぎを氷水に浸して大人しくなるのを待ちましょう。何度か挑戦するうちに、必ず慣れてきます。

2. 【プロの技】自宅で再現!ふっくら香ばしい「蒲焼き」の焼き方

捌いたうなぎ、または市販の白焼きを使って、
プロのようなふっくら香ばしい蒲焼きを自宅で焼くためのテクニックをご紹介します。

【準備するもの】

  • 捌いたうなぎまたは白焼き
  • 蒲焼きのタレ(市販のものでも、自家製でもOK)
  • 刷毛(なければキッチンペーパーでも代用可)
  • 魚焼きグリルまたはフライパン

【焼き方のステップ】

  1. 下焼き(白焼きの場合): 白焼きの場合は、まず魚焼きグリルまたはフライパンで、皮目がパリッとするまで中火でじっくりと焼きます。身側も軽く焼き色がつく程度に焼きます。
  2. いったん蒸す: 下焼きしたうなぎを蒸し器で15分くらい蒸します。身のやわらかさはお好みで(^^)
  3. 焼き付ける: 再び魚焼きグリルまたはフライパンに戻し、タレが焦げ付かないように注意しながら、中火で焼きます。
  4. 二度塗り、三度焼き: 一度焼き終わったら、再度タレを塗り、焼き付ける工程を2〜3回繰り返します。この工程を重ねることで、タレうなぎにしっかりと染み込み、香ばしい照りが出ます。

【プロ直伝のテクニック】

  • じっくり焼く: 強火で短時間で焼くのではなく、中火でじっくりと焼くことで、うなぎの中までふっくらと仕上がります。
  • タレは惜しみなく: 焼く度にしっかりとタレを塗ることで、風味と照りが格段にアップします。
  • 焦げ付きに注意: タレは焦げやすいので、火加減を調整しながら2〜3回に分けて焼きましょう。

私たち「うなぎ昇り小松園」では、長年継ぎ足してきた秘伝のタレを使い、
備長炭でじっくりと焼き上げることで、他では味わえない
蒲焼きを提供しています。
ご家庭でも、この焼き方を参考に、ぜひ最高の
蒲焼きに挑戦してみてください。

3. 【秘伝の味】家庭で作る「うなぎのタレ」黄金レシピ

蒲焼きの味の決め手となる「うなぎのタレ」。市販品も便利ですが、ご家庭でも、ちょっとした工夫で本格的な味わいのタレを作ることができます。

【黄金配合の基本レシピ】

  • 醤油:1カップ
  • みりん:1カップ
  • 砂糖:大さじ3〜4(お好みで調整)
  • 酒:1/4カップ

【作り方】

  1. すべての材料を鍋に入れ、中火にかけます。
  2. 沸騰したら弱火にし少し煮詰めます。
  3. 粗熱を取り、清潔な容器に移して保存します。

【プロの隠し味】

もし余裕があれば、うなぎの骨を軽く焼いてから一緒に煮込むと、
より深みのある味わいになります。
また、少量の溜まり醤油を加えると、コクが増します。

この基本のタレをベースに、生姜や山椒、昆布などを加えて、
ご家庭ならではのオリジナルタレを作るのも楽しいですよ。

4. 【食卓を豊かに】蒲焼き以外も楽しめる!うなぎアレンジレシピ

うなぎの魅力は蒲焼きだけではありません!ここでは、ご家庭で手軽に作れるうなぎのアレンジレシピをいくつかご紹介します。

  • うなぎのひつまぶし風: 蒲焼きを刻んでご飯に乗せ、薬味を添えて。最後は出汁をかけてお茶漬け風に。
  • うなぎと卵の柳川風: ごぼうやネギと一緒に、卵でとじた優しい味わい。
  • うなぎの押し寿司: 香ばしい蒲焼きと酢飯の相性抜群。おもてなしにもぴったり。

これらのアレンジレシピも、ぜひお試しください。

5. 【鮮度を見極める】美味しいうなぎの選び方と保存方法

最後に、美味しいうなぎを選ぶポイントと、鮮度を保つための保存方法をお伝えします。

【選び方】

  • 身にはりがあるもの。(ブヨっとしたのは水っぽくて味が薄いです)
  • 表面にツヤがあり、黒光りして色が良いもの。
  • 生臭さというか、泥くささがないもの。(池のにおいが残っていたりもします)

【保存方法】

  • 生のうなぎは、冷蔵庫で当日中に調理するのが理想です。
    保存する場合は、水気を拭き取り、ラップで包んで冷蔵庫へ。
  • 蒲焼きは、冷蔵で2〜3日、冷凍も可能です。冷凍する場合は、しっかりとラップで包み、冷凍用保存袋に入れてください。

いかがでしたでしょうか?

私たち「うなぎ昇り小松園」では、長年の経験と確かな目で選び抜いたうなぎを使用し、
伝統の技で丁寧に焼き上げています。

ご家庭でも、この記事を参考に、うなぎを捌くところから、
味わうところまで、存分にお楽しみいただければ幸いです。

もし、ご家庭で本格的なうなぎに挑戦してみたいけれど、
少し不安がある…という方は、ぜひ当店の通販サイト「十一代目うなぎ佐市右衛門」を
ご利用ください。プロが厳選し、丁寧に焼き上げたうなぎ
をご自宅までお届けいたします。

さあ、あなたもうなぎを極めて、食卓をさらに豊かにしてみませんか?