まいどながら「古河の川魚料理を広める会」の会長もやっている

小倉店長です。うなぎのことを学び始めてから早15年がたちますが、研究は日々進化していて今でも見聞きすることは新鮮なことばかりです。

 

先日もうなぎ専門の大学教授のお話を聞く機会があって、そのお話しのなかでは

いままで聞いていたことがまったく浅すぎたくらい衝撃の事実が語られる内容でした。

 

と、いうのもうなぎの稚魚って天然資源なので、基本自然からしかとれません。

稚魚はフィリピンあたりのマリアナ海溝からはるばる4000キロの旅をして潮に流されてきます。が、

その元をさかのぼって親はどうなの??

となるといままであんまし知らなくて、実は

稚魚が潮に乗って各地の河にたどりついてからすくすくと成長して

10年から15年をへて(けっこう長いんだね)

 

親うなぎと成長したあと、

また産卵場所まで戻っていくのであろう(推測です)という調査結果です。

 

ただし、これには日本はちょっと深刻な状況に陥ってます。

まず、海沿いの河口から内地の川がいまでは工事されてるところが多くてうなぎが生活できない状態です。

親うなぎがあんまし育たない環境なのにうなぎの稚魚を例年通りに採ろうというには

ちょっと無理がありすぎる消費量になっていることがあげられます。

 

じゃあうなぎ屋があんまし売らなきゃいいんじゃっ‥

って矛盾してないかい?と思いますよね?

ところがどっこいこの話にはもっと奥深い実情があるのでした。

つづく